光と自然に溢れるロンシャン礼拝堂へ[2015/9]
今から約4年前、初の1人海外旅行で行ったフィンランドのヘルシンキ。
ヘルシンキ郊外にあるミュールマキ教会で自然の光が差し込む空間に感動を覚える。
写真だと伝わりずらいですが、中に入った瞬間ふわーっと光を全身で感じます。
外観も、フィンランドらしい緑に溢れて素敵です。
これを機に、光を感じる空間に興味津々。
そんなとき、ふとテレビで、フランスにある「ロンシャン礼拝堂」の存在を知る。
偉大な近代建築?ルコルビジェ?
なんかすごい建築らしいが、光が内部を映し出す空間なら行ってみたい!
自分で光を感じたい!
その一心でロンシャン礼拝堂に行っちゃいました。
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礼拝堂のあるロンシャンという町はフランスの外れにあるため、スイスのバーゼルを拠点に向かうことにしました。
朝6時 バーゼルからいざ出発
電車はがらがら。
乗った車両には自分1人。
後から、通勤、通学の人が乗ってきたけど不安、、、
なんせ、英語は単語を発するだけでほとんどボディランゲージだし、フランス語なんて全く分からない。
そんな中あっさりロンシャン駅へ到着。
無人駅です。
降りたのは自分1人。
更に不安は高まる、、
ここから徒歩で礼拝堂へ向かいます。
朝8時。
礼拝堂に着くまで誰一人として会いませんでした。
しかし、そんなこと忘れるくらい素敵な景色が待ってました。
やっと着いたエントランス。
エントランスを抜けると見えてきました、、、
本物です!
一周していざ内部へ!
想像を超える神秘的な空間!
陽の傾きによって、光が映し出すものも変わって行く、、
しばし、ぼーっと空間を楽しむ。
外は青空でしたが、急にどしゃぶりの雨が降ったりと変わりやすい天候だったので、長いこと居座られせて頂きました。
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ロンシャン礼拝堂に行ったのは今から一年前になりますが、鮮明に覚えてるのは礼拝堂ではなくて、そこまでの道のりで出会ったものだったりします。
電車から見えた田舎風景、
電車で向かいの席に座ってた学生の女の子達、
礼拝堂までの道のりで見た朝の清々しい景色、
礼拝堂からの帰り道で笑顔で挨拶してくれた夫婦、、
また、ここには書いてませんが、たどり着くために事前に調べたこともたくさんありました。
バーゼルまでの行き方、バーゼルでの電車券の買い方、電車の乗り方、礼拝堂までの行き方、、
数えたらきりがありませんが、情報が少ない分大変でした。
苦労して行ったのに、礼拝堂より、ふとしたときに出会ったものの方が記憶に残ってしまうって、、、
うーん、だからこそ旅は面白い。
目的やきっかけなんてなんだっていい。
動いちゃけば面白いことだらけだなとつくづく思います。